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空中ブランコ
評価:
奥田 英朗
文藝春秋
¥ 500
(2008-01-10)

JUGEMテーマ:本の紹介
前回に引き続き紹介するのは、伊良部シリーズ第2弾!
一度はまったら抜け出せない伊良部ワールドに、いらっしゃーい!

巻末のあらすじを紹介
伊良部総合病院地下の神経科には、跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗り、尖端恐怖症のやくざなど、今日も悩める患者たちが訪れる。だが色白でデブの担当医・伊良部一郎には妙な性癖が…。
この男、泣く子も黙るトンデモ精神科医か、はたまた病める者は癒される名医か!?直木賞受賞、絶好調の大人気シリーズ第2弾!


伊良部シリーズ強し!
主人公の伊良部を好きになってしまったら、このシリーズはいくらでも読んでみたいと思うだろうな。そして、彼のことが大好きになってしまった僕は、もう抜け出せない・・・。

デブで変な性癖があって子どもみたいに駄々こねて、自意識過剰で空気も読まず、わが道を行く精神科医。下手すりゃ誰からも嫌われてしまいそうな彼なのに、なぜかみんな癒されていく。

なぜ彼に癒されるのか?
それはあまりにも多くの人が周りの人間関係で自分をよく見せようと努め、他人に見られている自分を意識しすぎて疲れているからだろう。

人の目などまったく気にせず、自分のしたいようにわが道を行く、できそうでできない伊良部の言動・行動が人々を安心させ、勇気を与え、癒される。

精神的に後ろ向きになってしまったり、周りの目が気になって気を病んでしまったりしまう人が僕の周りには本当に多く、僕の周りだけでなくそういう人が多い昨今、この伊良部が広げるワールドはとても心強く映るんじゃないかな?と思う。

今作では患者として、やくざ、昔の同僚、プロ野球界のスターなどが登場する。
読んでいて楽しみなのは、彼らの目に伊良部がどう映るのか、という点。

誰からも恐れられることが当たり前のやくざからみた伊良部は?
ダメなやつの烙印を押していたはずの同僚からみた医師・伊良部は?
誰からもチヤホヤされてきたプロ野球界のスターからみた伊良部は?

周りに対して自分をうまくおさめてキレイにみせようとしてしまう誰もに、伊良部の鈍感さ、ずうずうしさが少しでもあったなら、生きていくことはもっと楽になれるのかもしれない。
奥田英朗 | comments(6) | trackbacks(0)
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Comments
超おもしろそうだね。
前作読み終わったら貸してください。
Posted by 毛 | 2008/04/03 12:17 PM

超おもしろいですよ!
次、お貸しします。

今のところこの「空中ブランコ」と、「町長選挙」という作品までの3作が伊良部シリーズとして出ているようです。
「町長選挙」は文庫化されていないので買おうか迷ってますが、文庫化まで待てなさそうです(笑
Posted by TAKUMA | 2008/04/06 10:54 AM

僕も読んだよ。
患者たちはあまり身近にいない職業のひとたちばっかりだけど
悩んでいることは、すっごく身近なことばっかりなんだよね。

僕も、もっと心の枠をとっぱらって
自分をもっと自由にしてあげたい、って思いました。
Posted by 冬馬 | 2008/04/16 11:17 PM

そうなんですよ。
ほんと、すごく身近なことで、他人事でもないんですよね。

結構心に響きます。
Posted by TAKUMA | 2008/04/18 11:58 PM

今奥田英朗にはまっています。

おもしろいねー

これ読んだら、なかった食欲がもどった笑

そしてたくまはこのコメント読んでくれるのだろうか・・・(^^)
Posted by かよ | 2009/07/20 2:12 PM

すっごい遅ればせながら、読みました。
コメントありがとう!!

なんか元気でるよね。
伊良部大好きだな。
自分の中ではすっごい明確なイメージができあがってる。
Posted by TAKUMA | 2009/08/17 6:37 PM

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